こだわりその1
『無肥料・無農薬栽培』

安全性が高いと思われている有機栽培。

以下は、私が実際に有機栽培が行われている、現場で見てきたことです。
ただし、しっかりと考えて、すばらしい野菜を作っている方も多くいますので
この限りではありません。

たくさんの堆肥やたくさんの有機肥料を畑にたっぷり入れる。
そして、出来た野菜の結末は・・・。
『とけて腐る」
これを見たとき、正直「これが安全?」と思いました。
とけて腐っているから、臭いは強烈です。
その後、しばらくして、「無肥料・無農薬栽培」に出会いました。
すぐに「これだ!!」と思いました。
これなら自信を持って、やっていける!そう直感しました。
そして、それは間違いではありませんでした。
実際に出来た野菜は、腐ることがほとんどなく、ミイラのように枯れていきます。

有機栽培では、とけて腐る。
無肥料・無農薬栽培では、枯れる。

想像してみてください。

とけて腐った食べものを、手で触れることが出来ますか?
ただ、枯れていったものなら、手で触れることは簡単だと思いませんか?
これは、体の中でも同じことが起きています。
食べたものが腐ってとけている場合と、ただしぼんでいき枯れていく場合。
どちらがいいと思いますか?
私は絶対に後者がいいです!!

だから無肥料・無農薬栽培を選んでいます。


ただ、色々な栽培方法がある中で、無肥料・無農薬栽培は、はっきり言って難しいです。
もちろん、栽培面も難しいです。
肥料を入れている栽培方法より、収穫量が少なくなるのは容易に想像できると思います。
収穫量が少ないということは、売ることができる野菜の数が少ないということです。
私は農家です。
正直な話、農家は野菜を買って頂き、それでお金を頂いて、生活しています。
だから、どうしても野菜の値段が高くなります。
生活していけるだけの『適正価格』ということでやらせていただいております。
そのことを理解してくれ、買って頂けるお客様に出会うこと、
これが『一番難しい』です。


それでも、お百姓仕事で生活していくと決めたんだったら
お客様には、自信を持って
「この野菜なら大丈夫です!」
「安全です!」
と伝えていきたい。

こだわりその2
『在来種』

在来種は、昔それぞれの地域で育てられてきた野菜です。
そこの人達にとっては、当たり前にあった野菜。
それが在来種です。

便利になった現代では、食に対しての多くの要望があります。
もっと、甘いのがいい。柔らかいのがいい。
見た目がきれいなものがいい。
傷がつかなくて、日持ちのいいもの。などなど。
在来種は、これらの要望にはあてはまらない野菜です。
だから、「売れなくなっちまったな・・・仕方ねぇから、やめるか。。。」とやめっていってしまった人が多くいます。
全国的にみても、在来種を育てている人は、ごく僅かです。
本当に、僅かなんです。

なんかもったいないな。
見た目はへんてこな形してるの多いけど、なんか憎めないし、そこがいいんだけどな。
今まで大切にしてきたのに、なくなってもいいのかな。

スーパーに並んでいる野菜は、皆同じ顔をしている。
形、大きさ、色。どれも同じ。
でも、在来種は、どれも皆違う顔をしている。
形も、大きさも、色も、皆びみょーに違っている。はっきりと違うものもある。
まるで、人間みたいだ。
人間が皆、顔が違うように。
背の高さ、体格、性格が違うように。
在来種の野菜もそれぞれ違う。
人間に似ている野菜。
それが在来種なのかも。

人間みたいな野菜。在来種の野菜。
このままなくなっていくのは、もったいない。
色々な人達が大切に守ってきたもの。
なにか伝えたい。
伝われば嬉しく思います。
こだわりその3
『種をとる』

子供の頃、朝顔やひまわりから種をとったことありませんか?
私はもう35年くらい前に小学校でやりました。
野菜の種をとるのもあれと同じです。

種をとることで毎年、その時、その時の情報(その年の気候など)が種にインプットされていき、翌年にその種を蒔くと、種はちゃんと今までのことを覚えていて、「確か昨年はこうなっていたな、じゃ、こうやって解決しよう。」そんな感じで種が学んでいくんです。
これを10年も繰り返せば、その時種はとても頭が良くて優秀になっているんですね。
優秀だから、大雑把に言えば、人間がなにもしなくても育ってくれる。

とぅりまかしでは、まだ10年経った種はありませんが、それでも種をとり続けていくと、すっきりとした成長をしていくし、味も雑味が少なくなっていき、その野菜が本来持っている味が分かりやすくなります。
現在は、大根とカブのみは種を購入しています。その時の条件とし、種が消毒されていないものだけを買っています。
それ以外の野菜はすべて種をとっています。
下の写真は八町きゅうりです。
通常、お客様の元に届くものは1本100~160gくらいですが、写真の種用の実は約10倍の大きさです。
ちなみに黄いろになっているのは完熟しているからです。
つまり皆さんがよく口にしているのは未熟状態のものなんですね。
意外と奥が深いですよね♪

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八町きゅうり種用
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開いて種を出します